仁泉鍼灸院(鍼灸・はり灸取扱)|東京都武蔵野市吉祥寺

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突発性難聴の鍼灸治療(はり灸治療)

突発性難聴の鍼灸治療(はり灸治療)コース
約40~50分:6,750円(初診料1,080円)

突発性難聴の鍼灸治療(はり灸治療)

突発性難聴は、文字通り突然に聴力の低下が起こる病気です。
芸能人などでも報告がありますし、近年年間3万人~4万人発症という増加傾向にあるので身近で患っている方もいたりで、広く知られるようになってきました。

難聴には感音性難聴と伝音性難聴があります。
感音性難聴は内耳が障害されている場合、伝音性難聴は中耳の正常な構造が損なわれて生じます。
突発性難聴は急性感音性難聴の代表的なもので、感音性難聴の中で原因不明なものを突発性難聴と考えます。

どのような症状なのでしょう

どのような症状なのでしょう

主に片耳のみに症状が現れ(稀に両耳とも7%くらい)、どっちの耳が多いということもありませんし、再発もしません。
年齢や性別にかかわらず発症しますが、比較的中高年に多いように思われます。小児は稀です。

聴力の低下とともに約3割の人にめまい症状(当然吐き気を伴うことが多いです)が、
約9割の人に耳鳴り、約6割の人に耳がつまった感じという症状があらわれます。
平衡機能と聴力に関わる第Ⅷ脳神経(内耳神経)以外の神経では異常は起こりません。耳だけがおかしくなるのです。
急に聞こえなくなる、めまいを伴うという点においてはメニエール病とよく似ています。

めまい

めまいは耳の平衡感覚を司る前庭系に問題があると起こります。
特に回転性のめまいは半規管に原因があります。

どうしてこのようなことに〜原因

原因はわかっていないのです。遺伝でないのは確かです。

どうしてこのようなことに〜原因

幾つかの可能性として3つ、ウイルス、血液循環不全、ストレス・疲労説があります。
発病する前に風邪をひいていたという人が多いのですが、突発性難聴を起こすウイルスは見つかっていません。
非常に疲れていたという人も多いです。

個人的にはウイルスや過度なストレス・疲労が合わさって血液循環不全を起こすのではないかと思っています。
聴力を司っている内耳の蝸牛は小さな器官で血液がわずかしか巡っていません。

どうやって治す

原因が不明となると治療法も予防法も確立されていないということになります。
厚生労働省の難病指定にもなっています。

どうやって治す

一番大事なことはおかしいと思ったらすぐに病院へ行っていただきたいということ。突発性難聴は時間との勝負と言われています。安静はまず原則で、ひどい場合は入院になります。
聴力は発症後2、3ヶ月で症状が固定してしまいます。
そして発症から10日以上経過すると、聴力が回復する可能性が低くなると言われています。

治療法としては第一選択としてステロイドの投与です。
あとは血管拡張剤、ビタミン剤、代謝を高める薬、抗血栓薬、抗ウイルス薬、漢方薬、そして鍼灸治療です。
補助療法、併用用法として血管拡張を狙った星状神経節ブロック、内耳への酸素供給量を増やすために高圧酸素療法なども行われます。
いずれもはっきりとしたエビデンスがあるではなく、統一されたものでもなく、経験的に行われている状態です。
しかし発症直後はこれらの薬も効きやすく、3割の人が完治、3割強は難聴や耳鳴りが残るものの症状は軽くなります。
どうしてこのような治療効果の違いが生じるのかもわかっていません。

最先端の治療としてはIGF-1(インスリン様細胞増殖因子)を蝸牛に大量に徐放というやり方で直接入れるという方法が今研究されています。

鍼灸治療で役に立てること

鍼灸治療で役に立てること

早期の突発性難聴には鍼灸(はり灸)治療が非常に効果的です。
突発性難聴になる多くの人は首の後ろ、耳に近い部分から肩にかけての筋肉が硬く強張っており、バリバリです。
たくさんの突発性難聴の患者さんを診察させもらってますが、例外なくといってもいいくらいです。

まず耳周辺の筋肉を鍼灸でほぐし、ゆるめ、柔らかくして血行を良くすることができます。
血液の循環不全はこれでだいぶ違います。
ぜひ病院での治療と始められると同時に鍼灸(はり灸)治療を始めていただきたいです。

患者さんの立場で!

急に耳が聞こえにくくなるというのは大変不安で、恐怖なものです。
聴覚というのは精神面での健康を保つために重要な役割をしており、普通に聞こえている時は意識もしませんが、他者との会話で社会とのつながりが難しくなるとひどい孤独を感じます。
また外界の変化を耳で捉えることができないと不安を感じます。
そして、突発性難聴の原因の1つとされる過度の心的ストレス、過度な労働、寝不足などに対しては、仁泉鍼灸院吉祥寺の得意とするカウンセリングによるストレスの除去、疲労回復で対応しております。

突発性難聴の症状は目に見えない症状で、本人以外の人にその辛さがなかなかわかりません。
仁泉鍼灸院吉祥寺では、豊富な治療経験からその辛さを共有し、辛さを和らげるお手伝いをさせていただきます。

頭痛、耳鳴り、めまい

突発性難聴の付随症状として多い、頭痛、耳鳴り、めまいなども鍼灸(はり灸)が効果的であることをお伝えしておきます。

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