当院が得意とする症状の一つである、顔面神経麻痺の症状を鍼灸で治療するコースです。
顔面神経麻痺の症状改善をご希望される方向けの鍼灸治療コースです。
最近ではTKOの木下隆行さんや俳優の船越英一郎さんらがこの顔面神経麻痺にかかったというニュースを皆さんもご存知かと思います。
急性の顔面神経麻痺の治療はスピードが大切です。まずは専門機関への早急な受診、早期からの治療が必要です。現在病院で行われている治療はほとんどが入院によるステロイド点滴の治療です。
当院でもまずは病院への受診をお勧めしています。しかし退院してからのケアは残念ながら手薄なことが多く、多くの方が退院後から経過が停滞していまいます。顔面神経麻痺の予後は、もちろん発症後1〜2週間がとても大切ですが、それ以降も、正しい鍼灸(はり灸)治療とリハビリを継続すれば、驚くほど回復する場合があり、実際に東京女子医大東洋医学研究所の先生がその効果の大きさと多くの症例発表を顔面神経学会にて発表されています。
あきらめないでください。
当院にも顔面神経麻痺の患者さんが多くいらっしゃいます。
当院は顔面神経麻痺の治療経験、症例が非常に多いです。
鍼灸治療(はり灸治療)は、顔面神経麻痺に対して最も効果をあげられる治療法の一つです。
症状に気がついたら、できるだけ早めの治療をおすすめいたします。
文字通り、顔を動かす筋肉へ信号をおくるのは顔面神経ですが、この神経の麻痺で顔の筋肉の動きが麻痺して動かせないことを顔面神経麻痺といいます。片目だけ閉鎖できなかったり口を片方のみすぼめることができないことをいいます。しかも主に左右なら片方だけに起こります。このような症状が出た場合には、処置が早ければ早いほど回復が見込めます。
顔面神経麻痺にかかると病院のどの科にいけばよいか、またどんな治療法をすればよいのか迷ってしまう方々が多いと思います。一般的にはまず耳鼻科や脳神経内科などへ行き諸々の検査を受け、副腎皮質ステロイドや抗ウイルス剤の点滴、星状神経節ブロックなどを行い、改善されなければ、血流改善剤、ビタミン剤や神経賦活剤などの薬が処方されます。なかなか症状が改善されなければ薬物・ビタミン投与などのあとは「 しばらく様子を見る」ということになり、これといった治療法が確立されていないのが現状です。一般的に顔面神経麻痺にかかると、顔面神経麻痺は現代医学ではまだ特効薬はなく、発症直後には、顔面神経麻痺は時間が経てば経つほど、治りにくくなり、後遺症が残ってしまう場合もあります。したがって、麻痺が起こった早い内からの治療が最良です。
顔面神経麻痺に対して鍼灸治療(はり灸治療)は最も効果をあげられる治療法のひとつです。東洋医学では顔面神経麻痺の原因は、ストレスや過度の疲労などが原因で体力と免疫力が低下して、身体の中の生気(抵抗力)が不足して循環が悪くなり、体の表面を防衛できなくなるため、といわれています。持続的な強風(扇風機やエアコン)などの外からの原因が発端となる場合もあります。
実際には、麻痺を起こしている筋肉の周りをはり(鍼)で刺激することで、血流を良くして、栄養を届かせるような治療を行います。
鍼灸治療(はり灸治療)は、その部分だけを治療するのではなく、その原因を作ったであろう体全身に対しての治療ももちろん必要となりますので、全身的にも治療を行います。
顔面神経麻痺の症状が出たら、早めに鍼灸治療(はり灸治療)を開始することをお勧めします。
顔面神経麻痺は顔面神経が障害されている部位によって、中枢性と末梢性に大別されます。
鍼灸治療(はり灸治療)では、主に末梢性の顔面神経麻痺、中枢性の顔面神経麻痺後遺症に効果を発揮します。
いずれにしても、早期に専門医を受診後、鍼灸治療(はり灸治療)をお受けになることをおすすめいたします。
このような中枢性顔面神経麻痺の場合は、脳梗塞など中枢神経の疾患を疑います。
すぐ専門の医療機関への受診をお勧めします。
顔面神経麻痺の原因は脳梗塞や脳卒中、脳内出血、脳腫瘍、脳炎、ウイルス、栄養血管障害、寒冷刺激、免疫異常、外傷など様々です。
病院へ行って検査を受けても、麻痺の原因がわからないということも少なくありません。このような原因不明の顔面神経麻痺のことをベル麻痺と言い、顔面神経麻痺の約7割はこのベル麻痺だと言われています。
ベル麻痺には鍼灸治療(はり灸治療)が大変有効です。病院で「ベル麻痺」の診断が出た場合、なるべく早く鍼灸治療(はり灸治療)を受けていただくことをおすすめしております。
脳梗塞や脳卒中、脳内出血などで血液が足りなくなったり、寒さで血管が収縮して血行不良になったことが原因で麻痺が出る場合もあります。
特に寒冷刺激が原因で起こる顔面神経麻痺は検査をしてもわからないケースが多く、ベル麻痺の大部分はこの寒冷刺激が原因ではないかと考えられています。
ウイルスが原因の顔面神経麻痺も比較的多いと考えられており、その中でも特に帯状疱疹ウイルス・ヘルペスウイルスと顔面神経麻痺の関連性が注目されています。
特に帯状疱疹ウイルスが原因の場合をラムゼイ・ハント症候群と言います。
これらのウイルスは普段はおとなしくしていますが、風邪や疲労などで体の免疫機能が低下すると活性化し、顔面神経麻痺を引き起こすと考えられています。
また、帯状疱疹ウイルスやヘルペスウイルスなどのウイルスが原因の場合は、口の中や耳の周りに水ぶくれやかさぶたができることがあります。
腫瘍などが原因で顔面神経が圧迫されることにより、麻痺が出現することがあります。
骨折や手術などにより顔面神経が傷つくことで麻痺が起こることもあります。
この場合は原因の特定が容易なため、その後の対応も比較的簡単になります。